ブルネロ・クチネリが語る古代ローマの哲学と現代の経営14 April, 2021偏愛書棚836 viewsイタリアの上流階級が集まるパーティで、いま一番「イケている」ブランドはブルネロクチネリだ。それは彼らの雇用に対する哲学によるものだ。 そう聞いて、この本を手に取った。 ブルネロクチネリは、著者のブルネロ・クチネリが197...Read More
「クリエイティブ入門」 複層化するコミュニティの中で自分らしく生きたいすべての人に20 February, 2021偏愛書棚680 views面白い本は、息もつかず、あっという間に読んでしまう。ものすごく面白い本は、そんなわけにはいかない。ページをめくるたびに、言葉が身体に刺さる。その刃の重さに身じろぎして、体の化学反応収まるのを待って、ページをめくることにな...Read More
DX時代の資本主義、価値、そして幸せとは 「共鳴する未来」18 November, 2020偏愛書棚604 viewsとても面白かった。慶應義塾大学医学部教授・宮田裕章氏の本。新型コロナウイルス感染症対策で厚生労働省とLINEと連携して全国調査を実施した学者、NHK「クローズアップ現代+」はじめメディアでよく見る銀髪の先生といった方が通...Read More
「誰」がトランプを大統領にしたのか? ケンブリッジ・アナリティカ元研究部長の”暴露本”21 October, 2020偏愛書棚648 views結構、分厚い本だ。400ページにわたるノンフィクション。しかし、ひとたび本を開くと夢中で読み進めてしまう。 著者のクリストファー・ワイリーは1989年カナダ生まれのゲイ。2016年の米国大統領選でのトランプ陣営、あるいは...Read More
不条理で絶望的な日常を生きていくための3冊の本12 April, 2020偏愛書棚619 viewsコロナ禍の先が見えない。外出を自粛し家に引きこもる日々。世界の経済システムがスローダウンしていく中での先行きの不安もつきまとう。 こんな時、なにぶん性格が暗いので、より悲惨な状況を本の中に見出そうとする。極限を生きた人た...Read More
「戦争広告代理店」から広報が4つのポイント3 December, 2019偏愛書棚563 views「広報の仕事をするなら一度は読んだ方がいい」。この本を勧めてくれた人はそういった。 1990年代に起きたボスニア紛争。ソ連崩壊後、旧ユーゴスラビア連邦の国々が独立し、かつてその中枢であったボスニアでは、セルビア人・モスレ...Read More
「ゆっくり、いそげ」28 November, 2019偏愛書棚487 views2年前、東京から鎌倉に引っ越してきてから「合理性ってなんだろう」と自問することが増えた。 朝採れたての旬の野菜しかない市場(だから冬にキュウリを買いに行っても買えない)。自家精米機を備えた、18時には閉まってしまう米屋。...Read More
「ニュータイプの時代」6 July, 2019偏愛書棚498 views限界費用がゼロに近づく中で、スマホの普及によって生産手段が会社や工場から自宅に回帰する中で、従来の経営学が果たしてどこまで有効なのだろう? と感じていた。 企業というものが株主利益を生みだすためのツールであり、時価総額に...Read More
「美麗島紀行」27 April, 2019偏愛書棚375 viewsよくできた紀行文を読むことは、時として実際に旅をする以上に、その土地の記憶を深く体の奥に刻みつける。たとえば、この本。 『美麗島紀行』。美麗島は台湾の別称で、だから、この本は台湾紀行だ。 台湾。1895年から1945年ま...Read More
ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた つまらなくない未来14 April, 2019偏愛書棚335 viewsエストニアがすごい。そんな話を、あちこちで聞くようになった。ロシアに隣接したバルト三国の一国。 エストニア国民でなくとも、インターネットで仮想住民になれるらしい。 仮想住民(イーレジデンス)制度を通じて、世界中のフリーラ...Read More